新幹線と特急で釧路まで行ってみた - オホーツクに消ゆ

注意

「北海道連鎖殺人 オホーツクに消ゆ ~追憶の流氷・涙のニポポ人形~」
©G-MODE Corporation / ©ARMOR PROJECT ©KADOKAWA

はじめに

2024年9月12日にSwitchおよびSteamで発売された「北海道連鎖殺人オホーツクに消ゆ ~追憶の流氷・涙のニポポ人形~」(以下、リメイク版)ですが、ファミコン版のストーリー(1987年、オホーツク事件)を現代(2024年、追加シナリオ)の登場人物が回想するという形で話が進んでいきます。
その回想は、ボス(プレイヤー)とまりな(追加シナリオのヒロイン)が東京から釧路まで鉄道で移動しながら行います。
東京から釧路への移動には航空機を使用するのが一般的で、羽田空港から釧路空港への直行便であれば2時間で着くのに対し、鉄道では新幹線と特急を利用しても5倍以上の11~12時間かかります。
まりながなぜ鉄道で移動しようと思ったのか謎なのですが(実はまりなは「鉄子」だったとか!?)、とにかくゲームと同じように鉄道で移動するとどんな感じなのか、実際に検証してみました。

スケジュール

実施日:2024年9月14日(土)
出発:東京 09時08分
到着:釧路 23時52分
列車乗車時間:10時間52分(他に、途中駅での所用等 3時間52分)

はやぶさ11号東京09:08新青森12:29
はやぶさ13号新青森12:36新函館北斗13:33
北斗15号新函館北斗15:20南千歳18:15
おおぞら11号南千歳20:13釧路23:52

検証ポイント

窓口で購入

JR東日本の「えきねっと」というサイトで、東北・北海道新幹線や北海道内在来線の特急券を割引価格で購入出来るのですが、今回はあえて駅の窓口でまとめて購入しました。
理由は、ボスやまりなが「えきねっと」や「新幹線eチケットサービス」を使いこなしているとは考えにくいということと、まりなが学割を使用したという想定のためです。
学割を使用すると、乗車券が2割引になります。特急券は割引対象外です。また、学割での購入は窓口のみとなっています。
私は学生ではないので学割は使用出来ないのですが、代わりに「大人の休日倶楽部ミドル」による割引を利用しました。
これだと乗車券、特急券とも5%割引になります。(学割利用に近付ける意図でしたが、特急券も割引になっています。ご容赦ください)
なお、地元駅等ではなく東京駅の窓口で購入したのも、ゲームのストーリーに合わせるためです。

新青森で乗り継ぎ

ゲームでは、二人が新青森で駅弁を購入してきたような会話があります。
しかし、新函館北斗直通のはやぶさ号の場合、新青森での停車時間は2分間と非常に短くなっています。
この2分間で、ホームの階下にある売店まで行って駅弁を買い、同じ列車に戻ってくることは不可能です。
まして、どの駅弁にしようか迷っている余裕などありません。
そのため、このシーンを再現するには、「新青森で一度降りて、次のはやぶさ号に乗車して新函館北斗まで向かう」という行程にする必要があると考えました。
新函館北斗直通の1本前のはやぶさ11号(新青森行)に乗車したのはそのためです。
ゲームではそういった描写はありませんし、わざわざそのような行程にする理由はないのかもしれませんが、語られていない設定があったのかもですね。


新幹線はやぶさ号の座席(E席)です。新青森出発後もほぼ満席でしたので、この画角が限界でした。

なお、二人が東京から新幹線で釧路に向かうことは、「なおチャンネル」でのプレイを見て発売前に知っていました。
しかし、「なおチャンネル」では新青森のシーンは映らなかったので、駅弁購入があるのを知ったのは発売後に自分でゲームをプレイしてからです。
そして、駅弁購入のためには新青森で新幹線を乗り継ぐ必要があることに気付いたのは、旅行の前日夜でした。
そのため、新青森で乗り継ぐ行程に直前で変更したのですが、当日が三連休で、希望する時間のはやぶさ号に空席がありません。
列車の時間を遅らせることは出来ないので(当日中に釧路に着けなくなるため)、最後の手段として「立席特急券」を使用しました。
これは、満席時のみ発売される特急券で、席に座ることが出来ません。全区間、デッキか通路に立って乗車することになります。
ここでまた裏技として、「立席特急券」を全区間ではなく東京から盛岡までのみ購入し、盛岡から先は「特定特急券」を購入しました。
「立席特急券」と名前が似ているのですが、「特定特急券」は空席に座れるというものです。
「特定特急券」は盛岡から先でしか発売されていないので、このように分割して購入しました。
本来であれば、これらの特急券も「大人の休日倶楽部ミドル」の割引対象になるのですが、発車直前に自動券売機で購入したので、割引にはなっていません。
また、このような経緯により、これらの特急券は窓口での購入ではないのですが、より細かく再現するための直前での行程変更でしたので、ご容赦ください。
ともかくこの方法により、新青森までデッキに立ちっぱなしは回避して、盛岡から先は空いている席に座れました。

なお、立席特急券でも空席に座ることが出来るという情報もあります。
ただ、調べてもいまいちはっきりしないのと、立席特急券で着席した際にトラブルとなることを避けるため、今回は特定特急券を併用することにしました。

駅弁

ゲームでは、青森の弁当ということで、ボスが「津軽弁当お魚ばかり」、まりなが「津軽めんこい幕の内」を購入しています。
今回乗車した新幹線が新青森行ということで、乗り換えの待ち時間を利用して、新幹線改札内の駅弁売場「ブナの森弁当売店」に向かってみました。
そこには、青森県内の「つがる惣菜」が製造する「津軽の弁当お魚だらけ」「津軽めんこい懐石弁当 ひとくちだらけ」「ふつうの津軽の幕の内」といった名物駅弁が並びます。
どれも美味しそうでなかなか決められなかったのですが、今回は「津軽の弁当お魚だらけ」を購入しました。
白いごはんの上に鮭の切り身が載っていたり、中身もかなり似ています。
本当は夕食用に「ひとくちだらけ」も購入したかったのですが、かなり箱が大きかったので断念してしまいました。
ちなみに、これらの駅弁は東京駅の「駅弁屋 祭」でも販売されているようです。

座席

ゲームでは、新幹線はやぶさ号と特急おおぞら号では進行方向に向かって左側に、横並びで座った形の画面が表示されます。
特急北斗号では進行方向に向かって右側です。ただ、画角的に、向かい合って座っているようにも見えますね。
(向かい合っている場合は、まりなが進行方向、ボスが逆向きに座っているものと勝手に解釈します)
これを再現するためには、はやぶさ号ではE席、北斗号、おおぞら号ではD席に座ることになります。
もし、まりなではなくボスの座席にこだわるのであれば、それぞれD席、C席になりますが、窓側席に誰かが来る可能性が高いです。

今回、特急券購入時にこれらの座席を指定したつもりでしたが、なぜかおおぞら号では反対側のA席になってしまいました。
また、はやぶさ号には座席が指定出来ない特定特急券で乗車したのですが、新青森から空いているE席に座れたのでよしとしましょう。


特急北斗号の座席(C、D席)ですが、ゲーム画面とは画角が違うのでやり直しが必要です。


こちらは特急おおぞら号の座席(C、D席)です。

座席ではありませんが、ゲーム画面では、新函館北斗駅で特急北斗号が入線したのは2番線です。
しかし、私が訪れた時は(2番線とは向かいのホームの)3番線に入線していました。
これは列車によって決まっているのかもしれませんが、事前に調べる方法はあるのでしょうか…。


新函館北斗駅の2番線ホームです。特急北斗号の入線前に撮影しました。

東京駅発と釧路駅着時刻

今回は、ゲームに忠実ではないかもしれませんが、新函館北斗と南千歳でそれぞれ2時間ほど時間を取る行程にしました。
その理由は、ちょうど開催中の「イオン北海道限定キーワードキャンペーン」の対象店舗に訪れるためでした。
かなりギリギリの行程でしたが、その目的は達成出来たので満足しています。(グッズの配布は終了していました)

さて、ゲームではそういった寄り道をしていないとすると、以下の2つの行程が考えられます。(新青森での乗り継ぎありとして)
それぞれ「行程1」「行程2」とします。

行程1
はやぶさ11号東京09:08新青森12:29
はやぶさ13号新青森12:36新函館北斗13:33
北斗13号新函館北斗13:50南千歳16:54
おおぞら9号南千歳18:00釧路21:50

行程2
はやぶさ21号東京11:20新青森14:43
はやぶさ23号新青森15:31新函館北斗16:30
北斗17号新函館北斗16:58南千歳20:02
おおぞら11号南千歳20:13釧路23:52

これより早い時間だと、東京06:32発(始発)で釧路18:20着という「行程0」もありますが、

等から、可能性は低いと考えています。
また、警視庁前とカフェで話をした時刻を考慮しないとして、 といった理由で「行程1」の方が可能性が高い気もしますが、どうなのでしょうか。


おおぞら11号下車後の釧路駅です。駅舎の2階以上の照明はほぼ点いていません。

そもそも、出発時間について

リメイク版のオープニングでは、まりながボス(プレイヤー)に警視庁の近くで話しかけるシーンから始まりますが、何時頃なのでしょうか。
まりなは警視庁を訪ねたということで、ボスの業務時間中に合わせたと思われます。
行き違いになったので、ボスは早退したところだったのか、それともランチ等で外出していたのか。
でも、まりなが新幹線に乗る前に話を聞きに来たとすると、やはり午前中ということになりますよね。

カフェに移動して、まりなが「新幹線の出発までまだ時間があります」と言います。
カフェの場所は日比谷公園という説があるので、霞ヶ関から地下鉄丸ノ内線に乗車したとすると、東京まで2駅。
さらに東京駅での新幹線への乗り換えを含めると、移動だけで15分はかかりそうです。
ボスが駅で新幹線の切符を買ったりする時間も必要ですが、自動券売機でスムーズに買えたとしましょう。

まりなとの話の途中で、ボスはいきなり駅に向かい、まりなと共に釧路を目指します。
ボスは翌日から有給休暇だったということですが、まりなに話しかけられた時点で勤務時間中ではなかったのでしょうね。
そうなると、やはり早退したところだったのか、それとも公休日だけどたまたま警視庁に来ていたのかもしれません。
もしかしたら、まりながボスに話しかけた後にいったん別れてボスは仕事に戻り、翌朝にカフェで待ち合わせして続きの会話をしてから、新幹線で移動したという可能性もあります。
それなら、まりなが話しかける時間に制限は無いし、カフェで会話している時には有給休暇中なので、ボスは自由に動けると思うので…。

実際の乗車券類

正規料金:35,380円
割引:1,150円(大人の休日倶楽部ミドル)
適用後:34,230円

乗車券東京~釧路15,8805%割引(大人の休日倶楽部ミドル)
新幹線立席特急券東京~盛岡5,900指定席満席のため。着席不可
新幹線特定特急券(立席)盛岡~新函館北斗6,640空席に着席可能
特急券新函館北斗~南千歳2,8005%割引(大人の休日倶楽部ミドル)
特急券南千歳~釧路3,0105%割引(大人の休日倶楽部ミドル)




購入日がリメイク版の発売日と同じになっているのは、僅かなこだわりです。

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