知床五湖 - オホーツクに消ゆ

※このページに記載の写真および情報は、2014年8月現在のものです。

PC-8801版 PC-6001版 MSX版
ファミコン版 PC-9801版 iアプリ版

知床五湖には、その名の通り、五つの湖があります。ゲーム画面は、一番駐車場に近い「一湖」という説と、もっと奥の湖だという説がありました。
とりあえず順番に回ってみようと思っていたのですが、自由に回れる訳ではないことを現地に着いて知りました。

五湖とも回れる「地上遊歩道」と、一湖にしか行けない「高架木道」の2つのルートがあるのですが、地上遊歩道の散策にはレクチャーの受講が必要とのことです(自由利用期を除く)。
現地に着いた時には、小ループの最終回の17:00の受付が終了してしまっていたので、今回は断念せざるを得ませんでした。
高架木道は自由に利用出来るのですが、それでも閉園時間が18:00なので、急いで移動開始。
一番奥の「湖畔展望台」から一湖を撮ってきました。 なお、入口から湖畔展望台まで片道20分かかるということですが、実際はもう少し早く着きました。

PC版のゲーム画面と見比べると、池や周りの木や草の形が似ているようにも思われます。でも、少し高い位置から見下ろすことになるので、ゲーム画面とは視点が異なってしまいました。

ということで、2014年10月に再訪して、地上遊歩道から一湖を撮影したのがこの写真です。朝一で行って、地上遊歩道で五湖とも回ってきたのですが、やはり一湖がモデルのように思います。

ところで、駐車場の近くには「パークサービスセンター」と「フィールドハウス」という建物があるのですが、売店は前者の中にあります。写真を撮ってきましたが、2011年に建て替えられたようで、ゲーム画面とは雰囲気がかなり異なっていました。
(以前の建物は「知床五湖レストハウス」ですが、このサイトの写真を見ると、やはりゲーム画面とは似ていないです。なお、iアプリ版の画面の建物は「知床五湖レストハウス」ですね。

駐車場は有料で、普通車の場合は1日410円です。ファミコン版のようなコインパーキングではありません。ファミコン版の画面は、このシーンに限らず、現地に行ったことのない人が都会のイメージで描いたのでしょうが、知床五湖の駐車場はあまりに実状とかけ離れていて、ひどいと思いました。
(ファミコン版の登場キャラクターは、「べーしっ君」等でおなじみの荒井清和先生によるものですが、背景グラフィックの担当は荒井先生ではないようです。)
その後に発売されたPC-9801版(LOGIN DISK&BOOKシリーズ「北海道連鎖殺人 オホーツクに消ゆ98」)の画面はファミコン版を元にパワーアップさせたようで、現地とはかなり異なるものになってしまっています。

上述のように、地上遊歩道を利用するにはレクチャーの受講が必要ですし、五湖全部回るには1時間半かかるそうです。さらに、5/10~7/31は「ヒグマ活動期」ということで、ツアー形式でしか回れないようです。閉園時間も時期によって異なるので、「知床五湖 二つの歩き方」というサイトを確認の上、計画的に行くことをお薦めします。森の中を歩くので、服装にも注意が必要なようです。

なお、ウトロから知床五湖に向かう途中に「知床自然センター」という建物があります。ゲーム画面の売店に似ているので「おおっ」と思ったのですが、知床自然センターのオープンは1988年ということなので、やはり売店のモデルは他にあったのでしょう…。

知床五湖へのアクセスは、ウトロから車で30分です。山道を走ることになりますが、ヘアピン状の急カーブも多かったので、安全運転でお願いします。
駐車場は100台駐車可能ということですが、夏休みや秋の連休中は入場に1時間以上かかることもあるそうです。ウトロからのシャトルバスを利用した方が良いかもしれませんね。

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