「ネクストキング 恋の千年王国」レポート

27日発売の「NEXT KING」を一足お先にプレイしました。(体験版ではないです) 以下、既に雑誌などで紹介されていてご存知かと思いますが、簡単にレビュー させていただきます。

このゲームは、早い話が「ライバルのいるときメモ」なんですね。 4人の王子様の中で、誰が一番女の子の評価を得て、次の王様になれるかを 競います。そのために、女の子にプレゼントをあげたり、デートにさそったり、 女の子の前でバキバキ敵を倒したり、イベントをクリアしたりするわけです。 一応ボードゲーム風のシステムをとっていますが、実はこれはRPGであり、 恋愛シミュレーションであるというわけです。

ゲームの流れとしては、1週間の前半と後半で行動が異なります。 まず、週の頭に今週のイベントの内容(どこの洞窟で何を取り戻す、とか)が 王様から発表されます。(声は内海賢治さんですが、すごくハマっています。) また、この時に誰か女の子が王子たちをたずねてきて、「私を連れていって」と 話しかけてくることもあります。

月曜日から水曜日は、街で女の子に、前のイベントで拾ってきたプレゼントを あげてときめき度を高めたり、誰か一人を今週のイベントに誘ったりします。 あるいは、自分のいろいろなパラメーターをあげることもできます。

木曜日から日曜日は、誘った女の子と一緒に、その洞窟とかに行きます。 4組とも同時に同じイベントに参加して、誰が一番最初に目的を達成できるかを 競うわけです。 ここで女の子にいいところを見せれば、好感度はバッチリあがります。 さらに、ライバルと一緒にいる他の女の子までときめいちゃうこともあります。 ここではモンスターも現れますが、その時はRPG風の戦闘モードになります。 戦闘で負けても死ぬことはありませんが、当然女の子の好感度が下がります。 そして、ライバルが先に目的のアイテムをゲットしたら、そいつに攻撃を しかけて、アイテムを奪うことまでできるのです。 目的が億万長者になるとかでなく、いかにしてたくさんの(or 目的の)女の子を ときめかせるかなので、必然的に争いは熾烈になります。(笑)

ゲーム期間は、多人数(4人まで)でプレイする時は、1〜3ヶ月です。 例えば、4人で2ヶ月遊ぶと、7〜8時間ぐらいかかるみたいです。 でも、あまりに面白いので、ギャーギャー騒いでいるうちに、あっという間に 時間がたっているという、恐ろしいゲームです。

しかし、これだけではこのゲームの全ては見られません。 ストーリーモードでは、1人で他のコンピュータ王子たちと1年間争います。 コンピュータの行動は結果しか表示されないので、さほど待たされません。 しかし、どんな会話をしたかも分からないので、すごく気になるんです。 ちなみにプレイ時間は20時間ぐらいだそうです。

さて、今回は人間2人・コンピュータ2人で、対戦プレイを2ヶ月モードで遊んだ のですが、全然飽きないし、とにかくムチャクチャ面白かったです。 ゲームをする前はフェンネルとかサフランとかがいいな〜と思っていましたが、 今回は特に女の子にはこだわらずにプレイしていました。 キャラウェイとかカモミールとか行動していたことが多かったように思います。 途中は3人の指示を集めていましたが、最終的にはカモミール1人だけでした。 一緒にプレイしていた方が、10人の女の子をかっさらっていきました。(^^; なお、ご存知の通り、1人も「まとも」な女の子はいません。 女の子たちの謎は、様々なイベントで徐々に明かされていくみたいです。

発売元が、最近合併解消で騒ぎになった某メーカーなので、出来がちょっと気に なるかもしれませんが、全く心配はいりません。 「ギャルゲー」が好きな人もそうでない人にも、絶対のお薦めです。 ただし、かなり変わっているというか「エグい」ので、普通の清純恋愛ゲームを 期待してはいけません。それと、あまりエッチじゃないですので、念のため。(^^;

「ネクストキング宣伝秘密工作員09号」 Taicho