「XXJW」とは、PC-8800シリーズ用のホストプログラムです。パソコン通信の「草の根ネット」を開局するために必要なプログラムです。
1990年代当時、私もこのホストプログラムを改造して「TaiTai-NET」というものを運営していました。また、改造したホストプログラムは「XXJW Taicho Version」として公開していました。
ちなみに1回線のみで、全データ容量は2.5MB（2HD×2）でしたが、全てアセンブラで書かれていたので、かなり高速に動いていたと思います。
このプログラムは、SUZU氏作成のC-DOS2用ホストプログラム「JET-NETWORK(XXJW) Ver.1.5A」を、私が独自に改造しつづけたものです。
当時のドキュメントには、以下のように書いてあります。
このホストプログラムは「ビギナーに優しくエキスパートに扱いやすく」をモットーに、メモリーの限界と戦いながら、すべてのユーザーと運営者が楽しく活動出来るようなBBSシステムを提供することを目標に開発しています。
例えば、こんな機能を追加しました。
さらに、SYSOP用（運営側）にも、こんな機能を追加しました。
これにより、オリジナルの約12kBのプログラムエリアだけでは不足してしまったため、掲示板データ用エリア約20kBをオーバーレイエリアとして、4つのサブプログラムと共用することによって解決しました。なお、それによるディスクアクセス増加の軽減のため、PC-8801mk2MR以降の128kBの拡張RAMをキャッシュとして利用し、サブプログラムやヘルプファイルなどを置けるようにしています。
全て、PC-8800シリーズ用です。実行には「C-DOS2」が必要です。
「XXJWID」を除き、ソースファイルはアセンブラ形式で書かれています。コンパイルには「XINA」が必要です。